VXXが長期的に下がり続けるのはロールオーバーによるコストがかかるという誤解

   

VIXインバースによって先物のコンタンゴによる減価が有名になりました。
コンタンゴとは先物の期近より期先が高い状態のことですが、先物の買いを長期間維持するためには満期がきたら次の期の先物を買い直さなければいけません。
その際に次の期の先物が高いと安い物を売って高い物を買うのでコストがかかるため、先物を対象とする商品はコンタンゴによる減価を受け、長期的にみると買い方が不利だといわれます。
その顕著な例がVIX先物の買いを保有し続けるVXX(VIX短期先物指数)であり、逆に売り続けるのがVIXインバースになります。
確かにVXXのチャートを見ると右肩下がりに下がり続けています(日本市場では1552国際のETF VIX短期先物指数になります)。

ここで安い物を売って高い物を買うからコストがかかるために減価していく、というのは少々語弊があります。
コンタンゴ状態でも先物価格が上昇し続けると先物の買いでも利益をだすことは可能であり、実際に原油などは長期的に上がり続ける事もあります。 VIX先物がバックワーデーションになったらVIXインバース(orVIX短期先物指数)はどうなるのか

VIXの場合は上昇してもいずれは下落し、一定の価格帯に収束する性質をもっていますのでこの点から言えばコンタンゴであろうがバックワーデーションであろうが結局のところ売っているほうが有利という見方もできます。

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