VIX先物のカレンダースプレッド・サヤ取りの注意点

      2018/06/05

VIX先物の期近と期先の下落率の違いを利益にする投資手法があります。
VIX先物は1限月(期近)のほうが2限月(期先)よりも下落率が大きい傾向にあります。
限月が期近に切り替わった前後などはスプレッドが狭い状態であっても期近のほうが下落率が大きいので通常は徐々にスプレッドが開いてきます。このことから、スプレッドが狭い状態の時に期近を売って期先を買えばVIX指数が多少変動しても利益になるであろうという想定の投資手法になります。

確かに期近のほうが下落率は高いです。これは1か月の先物を対象としたSVXYと中期先物を対象としたZIVなどとの過去のパフォーマンスの違いにも表れています。

ただ、VIX先物の場合はVIXが急上昇する時は期近の上昇幅のほうが大きいので期近の売りの損失を期先の買いではカバーできない場合がでてきます。
つまり、通常は期先のほうが高いコンタンゴですが、アメリカ市場が急落などするしてVIXが急騰するような相場状態だと期先が安くなるバックワーデーションになる場合があります。
ちょっとした上昇であれば連動して動きますが、VIXが急騰している場合などは期先の上昇幅よりも期近のほうが大きくなりがちですのでこの点は注意が必要です。

参考:2018年2月VIXショック前後のVIX先物のサヤ推移

※終値ベースです。

3月限 2月限 3月-2月
2018/1/17 12.57 12.1 0.47 3.88%
2018/1/18 12.76 12.09 0.67 5.54%
2018/1/19 12.54 11.93 0.61 5.11%
2018/1/22 12.49 11.85 0.64 5.40%
2018/1/23 12.73 12 0.73 6.08%
2018/1/24 12.9 12.25 0.65 5.31%
2018/1/25 13.04 12.41 0.63 5.08%
2018/1/26 13.05 12.3 0.75 6.10%
2018/1/29 13.85 13.55 0.3 2.21%
2018/1/30 14.05 13.95 0.1 0.72%
2018/1/31 13.67 13.45 0.22 1.64%
2018/2/1 13.42 13.28 0.14 1.05%
2018/2/2 14.98 15.63 -0.65 -4.16%
2018/2/5 27.95 33.2 -5.25 -15.81%
2018/2/6 21 23.9 -2.9 -12.13%
2018/2/7 19.9 23.45 -3.55 -15.14%
2018/2/8 21.6 28.05 -6.45 -22.99%
2018/2/9 20.4 27.15 -6.75 -24.86%
2018/2/12 19.85 25.82 -5.97 -23.12%
2018/2/13 19.84 25.23 -5.39 -21.36%
2018/2/14 17.85 25.35 -7.5 -29.59%

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